2020年度の第2回試験で英検一級に合格されたAkiさんの体験談です。
- 2次試験はどうやって勉強したらいいの?
- 本番はどんな様子なの?
こうした疑問に答えてもらっています。
Akiです。よろしくお願いします。
1. 2次試験はどうやって勉強しましたか?
英検一級の2次試験は、最初に簡単な日常会話をしたあと、渡されたカードから1つトピックを選んで2分間のスピーチを行い、最後にQ&Aがあります(全部合わせて10分程度)。
考える時間はすごく短い(1分!)ので、あらかじめ勉強して用意しておかないと難しいです。ほとんどの受験者にとって、このスピーチが2次試験で一番の難関だと思います。
スピーチの練習といっても何をテーマに練習したらいいのか、悩みますよね。一番のオススメは過去問です。本番では、過去に使われた問題に似たトピックがよく出されるので、過去問をベースに練習するのが一番効率が良いです。
英語でのスピーチのやり方がわからない!という方は、「英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング」をオススメします。 この本は、エッセーとスピーチの練習にすごく役立つのですが、1つのテーマに対して、Yes/No両方の立場から意見が述べられているのが特徴です。また、反論とそれに対してまた意見を述べる方法も書かれています。
スピーチの後のQ&Aでは、あなたはこういったけど、〜ということもあるのでは?というように試験官が反論をしてくることがあります。その時に本書はすごく役立つと思います。
また、同じ単語ばかりを使うと、あまり点数がもらえないようです。 なので、同じ内容を繰り返すときも、いろんな単語が使えると高得点が期待できると思います。
2. 本番の様子を教えてください
入室し、受験カードを試験官に渡したあと、簡単な会話のやり取りから始まりました。私の場合、会場までどのようにきたのかとか、今の気分、体調について聞かれました。My mother drove me here and I am a little bit nervous, but I’ll do my bestというような答えを返したと思います。
中には好きな本とか聞かれる方もいるようなので、念のために答えを用意しておくといいかもしれません。 この場合英語版が出ている本の方が、Amazonの読者レビューをもとに、自分の感想をまとめやすいと思います。
私は本番、結論を述べたあとに理由を3つ言う予定だったのですが、緊張で上がってしまい、2つで終わってしまいました。 実際に受けてみた感想として、2分が意外と長く感じ、多少沈黙をしてしまった場面もありました。
本番は緊張もあり、練習で覚えたことを全て思い出して言う事は難しいと思います。私の場合も、練習していたよりも所々省いてしまって短いスピーチになってしまいました。 それでも、事前に準備したいたおかげで、最低限の内容は伝えられたし、質疑応答でも練習通りに答えられたと思います。
最後に一言、お願いします。
「英検一級合格はゴールではなく、スタートである。」とよく言われますが、実際その通りだと思います。私自身もまだまだ英語の勉強を続けており、毎日学ぶことだらけです。
それでも、英検一級を通じて身につけたスピーチの型や、質疑応答のやり方は、今でも活きていると思いました。
お読みいただき、ありがとうございました!
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