当サイトは、英検一級の勉強方法やおすすめ参考書を、くわしく紹介するサイトです。全部で10記事ほどあり、最初の一歩から二次試験対策まで、合格に必要な情報を入手することができます。
今回の記事は、英検1級を勉強し、合格することで得られるメリットと英語力をくわしく解説していきます。
1. 評価と自信
英検1級の実用的なメリットとして、「履歴書に書ける」というのがあげられます。合格率は10%と、英語資格では最難関に位置付けられます。文部科学省の調査によると、高校の英語教員のほとんどの方が英検準一級レベルということで、その難しさがわかると思います。
こうした難関試験に合格した「自信」が持てます。また、これより上の級が存在せず、テストからの「脱却」ができるのは精神的には大きなメリットと言えます(英検資格は一生有効)。
英検1級を勉強して合格すれば、TOEIC900は超えてくるレベルに達すると思います(私は英検合格時にTOEIC910)。ぜひ、英検1級とTOEIC900をダブルで達成し、履歴書にバッチリ書けることはかなりのアドバンテージです。また、英検1級はTOEFLやIELTSにも通じる部分があるので、そちらに応用することもできます。
2. 英検1級取得を通じて得られる英語力
結論は、「実践で使える英語力のベースを身につけることができる」です。わかりやすく言うと、留学や外国で働くことができるレベルです。
誤解してほしくないのが、英検1級を取得してもネイティブレベルとは程遠く、留学や海外で働いてもめちゃくちゃ苦労します。ただし、英検1級を通じて身につけた4技能のベースは通用しますし、実践の中でスムーズに英語力を向上させていくことができます。
例え話をしましょう。あなたは新しいスポーツを始めたいと思っています。努力が必要で、苦労はしますが、スポーツをやるための身体作りができており、競技のルールを知っているという状態が、英検1級のレベルです。
4技能別に、くわしく英検1級で得られる実力を解説していきます。
Reading
英検1級で出題される英単語はとても難しいことで有名です。じゃあ必死に覚えた単語は役に立つの?というと、リアルの世界でもドンドン出てきます。英検1級の英単語と読解問題を通じて身につけたReading力があれば、新聞や雑誌などをスムーズに読むことができるようになります。
Listening
Listeningの試験は、静かな環境でアナウンサー並の綺麗な英語を聞くことになります。正直、ネイティブのスピードやスラングと言ったリアルな英語からは程遠いので、英検1級を取得した後もかなり苦労することになります。しかしながら、英検1級で身につけたListening力があれば、あとは映画やYouYube、英会話などの実践を通じてガンガン伸ばしていけると思います。
Writing
一次試験のエッセーを通じて、英語の文章の書き方を身につけることができます。私は英検1級取得後すぐに海外MBA留学をしたのですが、英検1級のテンプレを最初から最後まで使っていました。ネイティブに囲まれても、レポート課題では彼らより高得点を取っていましたし、わかりやすい論理だと褒めてもらったこともあります。
伝わるわかりやすい英語が書けるというのは、難しくてこなれた表現よりも大切なことが多いです。当サイトでは「英作文の最強テンプレート」も公開していますので、ぜひ読んでみてください。
Speaking
Writingと同じく、結論+理由+具体例の型を身につけることができます。留学中ではずっとこの順番で話していましたし、クラスメートも常にこの順番で話していました。
ここで身につけた型をベースに、「使える表現」を少しずつ増やしていけば、「英語がペラペラに話せるレベル」まで一直線で向かうことができます。
4技能の基礎を身につけ、実践的な英語への橋渡しをしてくれるのが英検1級です。
3. 英検1級の勉強で意識すべきこと
英検1級の勉強で意識すべきことは、英語をコミュニケーションのツールとして捉えることです。コツは2つあり「英語の型を身につける」、「わかりやすく伝える」です。
英語は、結論+理由+具体例の順番で伝えます。この型は、一次試験のエッセーや二次試験のスピーチで使うことが求められますので、受験勉強を通じて徹底的に叩き込むことができます。
こうしたWritingやSpeakingの練習をしていけば、「わかりやすい伝わる英語」を身につけることができます。
このように、英検1級の取得を通じて、「評価と自信」が得られ、「実践的な英語力」と「英語でのコミュニケーション力」を身につけることができます。
具体的な勉強方法は、当サイトでくわしく解説していますので、記事を順番に読んでみてください。
次の記事はこちら:英検1級の勉強方法と必要時間
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